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アクセスログ解析 HTTPリクエストについて

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7.HTTPリクエストについて

1秒あたり最大アクセス数を調べた時にトップページなら「15」という結果が出ましたが、
今回ログ解析したサイトのページサイズで単純計算で約16PVと出たのに対して実際は15というアクセス数が何を示しているのか気になったので調べてみる事にしました。
色々情報を探していると、Apacheのアクセスログの時刻はHTTPリクエストを受け付けた時刻であってレスポンスを返した時刻では無いという事が解りました。
つまりトップページに対し最大15PV/secあったと思っていたこの値は実際の所は単なるHTTPリクエスト数というだけで、
1秒間にレスポンスを返しているわけではないという事です。

■Apacheのレスポンスタイムのログについて
ここでレスポンスタイムについて、IISのログには存在する項目なのでApacheのアクセスログに記録する方法は無いかと思い調べてみました。
httpd.confの設定を変更する事によってレスポンスタイムを記録する事が可能な事が分かりました。
・Apache公式ページ( モジュール mod_log_config )
http://httpd.apache.org/docs/2.2/ja/mod/mod_log_config.html
httpd.confにて下記の赤字のオプションを追加する事によって「リクエストを処理するのにかかった時間、マイクロ秒単位」を記録出来るようです。
LogFormat “%h %l %u %t “%r” %>s %b %D”

※補足ですがApacheのバージョンが1.3系の場合、内部的に秒単位でしか記録が取られていない為別途処理が必要のようです。

8.解析結果と負荷試験結果(前回ブログ記事)を照らし合わせる

前回のブログでサーバの負荷試験を行いどれくらいのアクセスに耐えられるかを見ていきましたが、
今回のログ解析結果を元にどれくらいの構成がベストか考察していきたいと思います。
以下の値がアクセスログ解析した中で見られる秒間最大値になります。

アクセス数算出

負荷試験ではトップページは24PV/secが限界値でした。
負荷試験で使用したサイトはERSデフォルトサイトですが、今回は実運用しているサイトのログを解析した為、
同じトップページであってもデータサイズが変わってきます。
負荷試験で使用したサイトは約500KBに対し、Aサイトは約750KBでした。
単純計算すると1.5倍のサイズなので負荷試験結果で出た24PV/secは今回のサイトに照らし合わせると約16PV/secとなってしまいます。
トップページの負荷試験時のボトルネックはネットワークでしたので今回のサイトでも回線を増強する事によって改善しています。

実際に測定してみれば回線とは別にCPU等、新たなボトルネックが出てきてそこまで値が出ない可能性も考えられます
前回の負荷試験では回線増強した場合のデータがありませんので正確な数値を出す事は出来ませんがトップページは軽量化しているので
ネットワークが増強されてもCPU等が新たなボトルネックにならない想定でPVを計算しています。

トップページの計算
トップページ:24(PV/sec)÷1.5(ページサイズ)=16(PV/sec)

ですがそれではリソースを余らせてしまっているのではないかと考えてしまいますが、非SSLサーバーはトップページだけでなく商品詳細ページも表示しています。
負荷試験では商品詳細ページは測定していませんでしたので上記のような計算は出来ませんが検索ページのボトルネックがCPUであったのと同様に
商品詳細ページもCPUがボトルネックになるであろうと予想されます。
では検索ページを見て行きたいと思います。
検索ページは15PV/secが限界値で画像などのデータサイズはほぼ変わらないサイズです。
試験時のボトルネックはCPUであった為、今回も同じ15PV/secが当てはまると言えます。
つまり1台あたりのMAX値が15PV/secだったので100%の処理能力を使えば現時点で発生している秒間MAX値を処理できるという事になります。

こうして見るとトップページについてはサイトに合わせた回線が使われていてボトルネックの対策が取られている点等、正しく構成されている事が読み取れるのではないかと思います。
※カート、購入完了については単体で負荷試験を実施していない為省略しています。