IVP Internet Value Provider IVP Co. Ltd.IVP Internet Value Provider IVP Co. Ltd.

  • タイトル

パフォーマンス診断 (自社製品ERS_V6.5) 第6回 WEBサーバーの追加とSSD導入の有効性

 | 

今回はWEBサーバーを追加していき結果がどう変化するかを見ていきます。
負荷のかけ方は同時接続数を増やしていく方法を取りました。

SELECTのみをするDBサーバーはレプリケーションなどで増強が出来るので1台のDBに対して、何台のWEBサーバーの増強が有効を確認します。
また、DBサーバーにSSDを搭載してパフォーマンスが改善されるかをみます。
これはWEBサーバーはコンテンツ同期などでコピーサーバーを作成することが容易であり、SELECTのみのDBも作成が容易ですがDBへのINSERT,UPDATEを分散する仕組みを採用していないためDBのディスクIOがボトルネックになった場合、SSDでボトルネックが解決出来れば手段として担保できます。

○4台、5台構成 (WEBサーバー3台、4台、DBサーバー1台)
今回追加するサーバーは余っているハードウェアがなかったのでVMで代用しています。
ですので、前回と単純には比較はできませんが更に追求するため考察を続けていきます。
今回、100Mbpsでネットワークを共有しているので帯域幅はいつもの1/2程度になります。

構成図


試験方法


改めて試験方法を説明します。

負荷試験機にはJmeterを使用。試験パターンも3つのプロセスに分けてテストを実施します。
各項目毎に同時アクセス数を増やしていく方法を取りました。

1.TOPページの表示(画像ダウンロード含む)
2.商品詳細検索画面より1キーワードを入力し、10万件のテストデータから1111件抽出する処理の実行
3.購入処理(一連の購入処理のプログラムを実行)

※先述のとおり各テストケースには文言チェックを入れ、あるべき応答ページが返されない場合にはエラーとして検知するようにしました。

負荷試験機にて上記3パターンの試験をし、1秒あたりの同時可能アクセス数を計測しました。
※同時可能アクセス数とは平均3秒以内のレスポンスが期待できるアクセス数を結果とします。


試験結果と考察


考察しやすいように今までの結果も記載します。

同時可能接続数
表1

結果をみてわかるように
トップページは同時210接続が限界になりました。これはネットワークがボトルネックになるため
WEBサーバー3台でも4台でも帯域幅が変わらずこのような結果となりました。

商品検索、購入処理ともに結果は変わりません。
WEBサーバーの増強は3台まででそれ以上はDBも増強する必要があると推測できます。

商品検索の時のリソースの使用状況を下記に示します。
表2

ここでリソースの使用状況を確認します。
WEBサーバーの使用率はWEBサーバーが増える度に減少していっていますが、
逆にDBサーバーはCPU使用率が増加していっています。
ここで示したCPU使用率は平均値で実際には、100%に達することがありました。
3秒以内という条件を付けなければもう少し値が変化する可能もありますが
完全に頭打ちしているのでDBのCPU使用率が増加して3秒以内にレスポンスが帰らなくなった推測出来ます。


まとめ


商品検索と購入処理が一番パフォーマンスを発揮するのは WEBサーバー3台でDBサーバー1台の構成のようです。
更に商品検索を強化する場合はレプリケーションでDBサーバーを追加するかCPUの増強で対応になりそうです。
購入処理を増強する場合は、レプリケーションが使用出来ないので別のパターンとしてSSD導入を検討します。